7月22日(水)

発想の転換が必要なのかもしれません。
断定するわけではないけれど、今年はこのまま梅雨明けしないかもしれない。
少なくとも、例年よりは大幅に梅雨明けが遅れることは間違いないでしょう。

向こう1週間、梅雨前線は太平洋岸に停滞しそうです。
梅雨明けがいつになるかわからない以上、
こんなふうに前線が南に下がっている時が狙い目かもしれません。

過去においても梅雨明けしない夏、天候不順な夏は数多くありました。
「本当の梅雨明け」を待ってると今年は夏山に行けなくなるかも・・・
 (注:杞憂に終わるといいんだけど)

1993年  全国的に冷夏の夏で梅雨明けせず、雨ばかり降る夏。
 稲作も大不況でコメの輸入自由化のきっかけになった年。
1997年  梅雨明けしたものの、夏は1週間で終了。
 8月になると連日の雨。
1998年  梅雨明けせず。特に8月に入ると風雨の毎日。
 追い討ちをかけるように上高地群発地震が発生し、壊滅的な夏に。
2006年  梅雨明けが7月30日にずれこむ。8月に入ると安定した夏空が続く。
 8月初旬は平日でも連日の大混雑。

などと私が山に入ってからも不順な夏があった。
特に世紀末(1990年代後半)はそういう年が多かった。

今世紀に入ってからは安定した夏空の続くことが多かったけど。

果たして1週間後の週間予報はどのように変わっているでしょうか。


ところで、日食は見えましたか?


                                        (撮影:日野くん)

南岳周辺は朝方まで強い雨が降ってましたが、次第に回復。

朝の掃除を終えて、お茶の時間になって
「日食どうだろうねえ・・・?」なんて会話をして外を見てみたら、
太陽が見え隠れして、欠け始めた太陽が見えました。

正直なところ、「日食なんてどうでもいいんだけど」と思ってたけど
実際に太陽が欠けていく様子を見ていると感動と言うか、楽しいものでした。

ちょうど雲が流れていて、晴れたり曇ったり、サングラス程度で見るには最適です。

食が最大の頃には本当に夕方みたいに暗くなって。
地表よりは3km分、月に近いだけに食も地表よりも大きく欠けて見えたようで、
ほとんど皆既日食に近い状態になりました。 (それはウソ)


                                         (撮影:日野くん)