7月9日(木)

高山市 栃尾(奥飛騨温泉) 南岳 上高地 松本市
     
     
     
     
     
     
     
 
 
53
mm
41
mm
13
mm



     
  
     
     
     
     
   
   
 
22
mm
83
mm
30
mm



   
   
 
 
 
 
 
35
mm
200
mm
172
mm



   
 
   
   
   
   
 
 
 
19
mm
84
mm
56
mm



     
     
 
     
     
     
     
     
     
2
mm
23
mm
5
mm




※ 南岳は独自の観測記録、他の地点は気象庁のアメダスデータ
   赤いグラフの一目盛りはおおよそ降水量20mmごとになっています
   9日の記録は午後6時までのものです



今日も雨、梅雨前線がこの地域を串刺しにして動こうとしないので当然と言えば当然。

で、暇にまかせてこんな表を作ってしまいました。
北アルプス南部を挟んで東西地域でのこの3日間での雨量の違い一覧表。

これをみると梅雨前線(つまり、湿った気流)が山にぶつかってどれほどの雨を降らすか、
そして風下側の松本市ではいかに雨が降らないかがわかるかと思います。

ちなみに年平均降水量は・・・
高山市 栃尾 南岳 上高地 松本市 東京
1733mm 1979mm データ無し 2766mm 1018mm 1466mm

そして南岳のこの3日間の総雨量は407mm、
麓の松本市で一年間に降る雨の半分近くがこの3日間で降った計算になります。

北アルプスがいかに気象の障壁となっているか分かってもらえたことでしょう。
もちろん雨と同時に地球規模での風がぶつかってきますので風も半端ではありません。


さて、さて、そんな一日・・・

日野君にはバッテリーの補水、および金属端子の防錆剤塗りなどをやってもらいました。
春の入山以来、大工さんが電動工具を多用した二日間を除き一切ディーゼル発電機を運転せずに照明や冷凍庫、それにバイオトイレの熱源などの電力をまかなってくれているのはこのバッテリー群のおかげです。

ここ数日、いちばんよく働いているのは風力発電機とこのバッテリーに間違いありません。