7月5日(日)


今日は天狗原・氷河公園方面の雪切りと目印立てに行ってきました。
今回は槍沢ロッヂからの3名と一緒にの作業です。
写真は作業を終了して、天狗池の近くの丘の上での昼食風景。

朝はガスガスで雲も低く垂れこめていたのですが、
お昼前後は天気もやや持ち直して槍の穂先も望めました。

以下に写真で説明しますが、やっぱり今年は雪が多いです。
標高2000mくらいを境に上部は例年より10日〜半月ほど雪解けが遅いようです。
 (涸沢の人もそんなことを言ってた)

ここ数年の傾向として、「温暖化、温暖化!!」と叫ばれつつ、山の上では厳冬期よりも春先の降雪が増えて残雪は年毎に増えているような気がします。

天狗原〜氷河公園〜横尾尾根〜南岳のルートもとりあえずは安全に通れるように措置を施しましたが、まだまだ残雪豊富です。海の日の連休くらいまではアイゼンがあったほうが安全かつ楽に登り降りができると思います。


ここでひとつお願い。
槍沢登山道分岐から天狗池を経由して横尾尾根のコルまで目印用の旗竿を70本くらい立ててます。ただ、明日以降は雨続きで、雪が解ければ旗竿も倒れてしまいます。
なるべく深く差してますが、場所によっては氷の斜面で深くさせていないところもあります。また、こちらも毎日毎日通うわけにも行きませんので、もし通られる方で旗竿が倒れているのを見つけたら、前後の目印と見比べて適当な場所に立ててもらえれば幸いです。

雪切り現場からの槍沢全景


まだまだ残雪豊富です。
槍ヶ岳方面へは、危険なことはないですがアイゼンを履いたほうが楽に歩けるでしょう。
天狗池脇の丘から
 見上げる氷河公園全景


氷河公園内は99%雪の上になってます。目印は立ててますのでルート取りの不安はないでしょう。ただ、最上段カールの上はアイゼンが無いと登降は厳しいと思います。

横尾尾根上の雪はほとんど消えました。

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