6月23日(火)

大工さんを送りに槍まで行ってきました。
 (左端はアルバイトの日野君)

昨夜は超大荒れの天気でしたが、今朝からは徐々に回復。
とはいえ、南岳を出る時は濃いガスと強風がまだ残っていてかなり歩きづらかったけど、
お昼御飯を食べて槍を出る頃にはすっかりと晴れてきた。

1週間の作業、どうもありがとうございました。


さて、下の写真は槍ヶ岳山荘前から見た天狗原・横尾尾根方面の様子です。

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この週末は金曜・土曜、日曜の朝くらいまでは天気も良さそうなので南岳までお出かけ予定の方もいるようですので、参考にしていただきたいと思います。

氷河公園あたりの残雪状況は例年並みだと思うのですが、問題になるのは横尾尾根の岩稜上にいつになく残雪が多いこと、いつもの6月初旬並みの雪の量です。

南岳に戻る途中、分岐から少し下って様子を見てきました。
ハシゴ場から
下部を見下ろす

左が氷河公園
右が本谷右俣

ハシゴから下部の尾根上はまだ残雪たっぷりです。
ハシゴから上はほとんど雪はありませんが、最後に主稜線に登り詰めるところで最後の壁。

ただ、それほど問題になるほどではありません。

ご覧のような状況ですので、天狗原の雪切りはもうしばらく見合わせることにしました。
この横尾尾根上の雪があらかた解けて、安全に通れるようになってから天狗原のほうの作業を行う予定です。(今のところ7月の第2週に行う予定)

現状ではキッチリとアイゼン・ピッケルを使いこなせる人でないと横尾尾根の登降は困難だとお考えください。特に雪稜と岩場の間の隙間が1〜2mのギャップ(割れ目)になっている場所が所どころあるためにけっこう手こずると思います。

南岳新道方面はガスっていてよく見えませんでした。
また晴れたら様子を眺めにでかけようと思っています。