9月24日(水)
今日は朝から快晴。

前線が通過して今朝は2.5℃まで冷えましたが、なにしろいい天気。
朝のうちまで強かった風も日中には収まって、実に心地いい秋晴れです。

さて、お客さんが「氷河公園の紅葉がいい、いい・・・」というもんだから。

居ても立ってもいられずに・・・
訂正、
それが本当かどうかを確認すべく天狗池まで出かけてきました。

結果、全体ではまだ五分ですな。
基本的に天狗池より上部の紅葉はあまりきれいなものではない。
なにしろ標高2600〜2700mという樹木が育成するにはギリギリのラインなので、そもそもきれいに紅葉できないのである。ただ、今年の夏〜秋は台風がなかったうえに、例年に比べると風の穏やかな状態が多かったのでその点はいつもの年よりはきれいだと言える。


ざっと今の状況を報告すると・・・
標高2700〜2600m (氷河公園上部)   紅葉五分
標高2500m (天狗池付近)          紅葉二分
標高2400m (槍沢のナナカマドバンド)  紅葉0.五分
といった具合です。

一般的には「紅葉は三日で100m下がる」と言われます。
ただ、明日から金曜日にかけては冷たい雨が降る予報なので週末には一気に化ける可能性が高いです。また、あわよくば三段紅葉も見られるかも。

いずれにしても来週末が槍沢上部、あるいは涸沢といった紅葉のベストポイントではピークになるものと思ってご計画の方はしっかり出撃準備してください。

今日ももちろんスポット的にはきれいに紅葉した木はたくさんありました。
でも今日、一番きれいだと思ったのは天狗池から少し槍沢側にある「燕岩」と呼ばれる断崖のダケカンバの黄葉でした(上の写真)。

これからの10日〜2週間が山の季節が劇的に変化する季節。
ああ、毎日が楽しみで仕方がありません。
氷河公園最上段カール付近
天狗池付近