9月20日(土)
台風が最接近するという昨夜から今朝にかけて、一応警戒して寝ました。
雨戸も閉めて外のテーブルにも石を乗せて・・・

なのに風はそよとも吹かない、雨もほとんど降らなかった。
なんだよ、拍子抜けだなあと思ってたら・・・

台風は素晴らしい置き土産を残していった。

槍穂高を境に東側(信州側)は一面の雲海。
雲の高さは2800〜2900m、常念岳から白馬まですべての山々は雲海に沈み、槍穂高、そして乗鞍岳のみが雲海に浮かぶ島となっていた。

日の出の頃はまだ日が当らずに暗く沈んでいた雲海だが、
日の出15分後から太陽が当たってきた。

朝食(スタッフ用)の用意をしていたアルバイト達に
「おい、飯なんか食ってる場合じゃないぞ!」
と昨日に引き続き約20分間しっかりと雲海の朝を堪能したのであります。

これも台風のおかげで小屋が暇だったおかげ。
台風さんありがとう。

この雲海の去りゆく長谷川ピークのなんと美しいこと・・・

しかし、日中は台風のもう一つの置き土産、
湿った空気の影響でガスの多い空模様となってしまいました。