ここ数日、東日本は雨・西日本は晴れという天気傾向のようです。 今日はその天気の境目がちょうど北アルプス、なかでも槍穂高が境界になっていたようです。 朝起きると、西側(笠ヶ岳方面)は晴れ・東側(常念岳方面)はガスという天気でした。 その後はこのへんは南東の風にのってジワジワと雲が押し寄せてくるような天気。 ガスに包まれて霧雨が降っていたかと思うと、一瞬雲が引くと西側にはきれいな青空が広がり、 笠ヶ岳から薬師岳までがきれいに見えた。 それを証拠に双六岳から来たお客さんが「槍に着くまではいい天気だった」と言っていた。 今日なんかは笠ヶ岳の上空あたりから見ればきっと見事な雲海が広がっているんだろうなあ。 南岳はほとんどの時間がその雲海の中に飲み込まれてしまっていましたが。 槍平方面へ少し下りれば晴れるかな、と思って10分ほど下ってみたがダメでした。 仕方がないので霧雨に濡れるチングルマの綿毛を撮ってみました。 同じチングルマでも小屋近く(稜線)のものとは綿毛の付き方が違うようです。 なんだかフサフサした感じにみえます。 稜線のは常に風に吹かれているせいかもっとスマートでストイックです。 |