8月17日(日)

お知らせを2点
昨日夕方からの雨で水が6トンほど貯まり、小屋の水事情もこれで安泰となりました。

そこで水の給水システムを変更しました。
これまで宿泊者には受付時にミネラルウォーターを一本サービスして、それ以外の水は有料。
としておりましたが、本日より「宿泊者は水(雨水)1gまで無料」に変更いたします。

そもそもこのミネラルウォーターサービスは宿泊者への「サービス」というよりは「小屋の水の枯渇」を避ける意図で考え付いたものでした。これが意外にも好評でシーズンを通して実施していました。ミネラルウォーターの仕入れ代自体はそれほど高くはないのですが、500gの水のヘリ代というのが意外と高いのです。他にも不要となったペットボトルを下ろすにもけっこう経費がかかってました。そして、原油価格の高騰に伴うヘリ代の荷上げでこの「水サービス」も小屋の負担が増大していました。夏前半の入り込みピークも去り、水事情も安泰となったのでこのサービスを終了させていただきたいと思います。

左側の表示のように新しくしましたが、こういう表示にすると「1リットルってどうやって計るの?」という質問が必ずくると思いますが、そのへんは適当です。無制限に無料とするとその水で顔や頭を洗ったりする人も出てくるかもしれないので、そうした行為への牽制のつもりで1リットルまでと形だけ制限をつけただけです。


2点目。
「キレット日和指数」なる掲示を外売店の壁と玄関入口すぐの壁に張り出しました。

先般の「この天気でキレットへ行くのってどうでしょう・・・?」質問に対応した形です。
数年前からこうした掲示を実現できないものかと考えてはいましたが、いまいち名案が浮かばなくて実現に至ってなかったのですが、昨日一気に作りました。

多くの登山者が悩むのはレベル3での状態だと思うんですよね。
そして「どうでしょう・・・?」と聞いてくる登山者は「諦める裏付け」を欲しいのだと思うんです。

これにたいして登山者がどういう解釈をし、どういう行動をとるか・・・
観察しながら改良の余地を探ってみたいと思います。


さて、昨日の雨は朝までには止んだものの朝からずっと濃い〜ガスの中。
昨日のような劇的な回復はなく、徐々に徐々に回復へと向かい夕暮にはすっかり晴れ渡りました。
 

お客さんが食事中の17:40

そして、片づけが終わってスタッフも外へ飛び出したのですが・・・
ガスが湧いて景色はかき消されてしまいました。

まあ、明日は良い天気になることでしょう