今日も引き続き好天の朝で迎えました。 東の空の朝焼け雲とご来光を待つ人たち、南岳の夏の風物詩の一つです。 さて、昨日は昼前後に遠くで雷が鳴り始め、雨やヒョウがパラパラしました。 荒れた天気の中心は富士山や南アルプス周辺だったようですが、 北アルプスにもその一部が流れ込んだようです。 乗鞍岳と薬師岳周辺で局地的な雷雨になっていたようでした。 その雷のおかげと言うか・・・ 遅く着く登山者もなく、小屋のほうもほどほどの混み具合で済んで一安心しました。 「晴れのち曇りか霧、午後一時雨か雷雨」 この予報は夏山では毎日当たり前に出される天気予報です。 こういう掲示をすると 「あら、今日は雨が降るの!? どうしよう下山しようかしら…?」 などと的外れな発言をする登山者が非常にたくさんいます。 「山では午後には雷雨があるものと思って行動する」 この常識を知らない人がこれほどまでも多いものかと呆れる毎日です。 なぜ「早出早着」を呼びかけられるのか考えてもらいたい。 稜線で遭う雷は怖いですからね。 今年もその雷での犠牲者が複数出ているようですし。 山小屋(目的地)には午後早い時間に着く。 そしてゆっくりビールやコーヒーを飲んでくつろぐ。 雷雨が来なければ、それはそれでラッキー!! 小屋周辺でノンビリ過ごせばそれも良し。 そういう登山を心がけて欲しいものです。 |