7月25日(金)
今日のお花はタチカメバソウ。
「雪切り」と旗竿の立て直しに出かけた南岳新道で見つけました。

忘れな草の「白い花版」のようなかわいい花です。
飛騨側の登山道沿いには新穂高温泉のあたりでは6月初旬から、徐々に標高をあげて咲いていきます。ただ、槍穂高連峰を隔てた上高地側では咲いていません。
 (本当に咲いていないのか確信はありませんが、少なくとも私は見たことありません)
今、南沢のカール底のお花畑で咲いていますのでご覧ください。

さて、南岳新道について・・・
上部については雪の心配はありません。
「雪切り」箇所にのみ残っていますが、幅広に切ってあるので心配はないでしょう。

ただ、南岳新道の下部=槍平小屋の上20分ほどの南沢を横切る場所はこれから1週間ほどは状態が悪いそうです。崩れかけた雪渓があちこちで割れたりスノーブリッジ状になっています。刻々と状況が変化するので目印などの設置もできません。
また雪面も多量の積雪の重みで圧縮されてガチガチに締まっています。
「朝早くに通過する場合はアイゼンがあったほうが良い」とのことです。

いずれにしても詳細を知りたい方は槍平小屋(п@090−8863−3021)へお問合せください。なお、この状況はあと1週間もすれば解消すると思います。

南岳新道の登山道脇で雷鳥親子を撮る登山者