7月11日(金)

今日も稜線はガス模様、すっきりしない天気が続きます。
かと言って雨が降るわけでもなく、雪が解けなくて困ります。

今日、長野県警から「夏山情報」が発表されたようです。
それによると今年の山は残雪が多めだとのこと。

別に雪が多かったわけではなくて、梅雨の雨量が少ないために雪が解けないんですよね。6月17日に南岳の定住が始まって間もなく4週間近くなりますが、まとまって雨が降ったのは2回だけ。これでは雪が減らないのは当然です。
とはいえ、季節の歩みに伴って雪が徐々に減っているのは間違いありません。

さて、今日はこの場所の作業のあとに少し下って救急箱(標高2600m付近)まで行ってきました。ご覧のカールの中はまだまだ残雪いっぱいですが、尾根筋の道はすでに夏。
南岳小屋近辺では見られないハクサンコザクラやミヤマシオガマ、それにシナノキンバイが咲いていました。背の高いカラフルな花も見てるとなんだか気分も華やいできます。