7月6日(日)
今朝の日の出時の大天井岳、そして眼下の本谷右俣のカールです。
昨日の南沢、そして氷河公園、どこもまだまだ雪がいっぱいですね。
下界は真夏日だというのに別世界です、まったく。
南岳山頂の雪庇の残りも今年はまだまだ大きいです。
梅雨の雨が少ないために雪解けが促進されないためでしょう。
逆に言えば、今年は夏本番でも早い時期であれば豊富な残雪の槍穂高を楽しめるってことでしょう。
そういうのが好きな人は楽しみですね。
さて、ちらほらとお客さんが見え始めた一方で目下の我々の作業は壁磨き。
小屋の中は不燃材の壁板を使っているのですが、それが冬を越すと粉を噴くのです。
この粉こそが不燃物質なのですが、どうにも見栄えが悪い。
それに加えて湿気の多い窓際なんかの天井や柱はカビが発生するし・・・

そこで毎年この時期はみんなでカリカリ削って、雑巾でゴシゴシ擦ってます。
小さな小屋ではありますが、全てを仕上げるには10日間くらいかかります。

まあ、これが済めばいつでも梅雨明けOKです。