6月27日(金)
天狗原へ雪切りと目印用の旗竿立てに出かけてきました。
雪切りのほうは先日、槍沢ロッヂの人が済ませてくれていたので「切り直し」程度だけ。

また旗竿立ては槍沢登山道の分岐付近から横尾尾根のコル直下までしっかり立てております。ただ、槍沢登山道との分岐はまだ一面の雪で道標も立っていませんので槍ヶ岳方面なり、南岳方面なりそれぞれの目印を間違わないようにしていただきたいと思います。

さて、写真で見る限り槍沢もまだまだ一面の雪。
ただ、これで平年並みでしょう。これから梅雨後半の雨でドンドンと解けていきますので7月中旬頃にはすっかり雪も少なくなるはずです。
とはいえ、それまではまだまだ雪山の領域です。
7月に入ったからといって勘違いして夏山気分で登ってこないように注意してもらいたいものです。逆に雪山経験者はうまく梅雨の晴れ間を捕まえれば静かで楽しい雪上歩行を楽しめるでしょう。

この天狗原方面へはこれから7月下旬まで「雪の切り直し」や「旗竿の立て直し」に週一回くらいは作業に出かける予定です。そのつど様子をお伝えしますので参考にしてください。

こちらは氷河公園上段のカール。背景は燕岳〜西岳〜東鎌尾根。
氷河公園というだけあってさすがの残雪量です。
このあたりは8月いっぱい雪が残りますので涼を求めにぜひ盛夏におでかけください。