横尾本谷の残雪状況
この夏、最初で最後の情報です
 
7/18に南岳からの下りで見た横尾本谷の残雪状況です。
この夏に本谷遡行を計画されている方は参考にしてください。

概して、雪は平年並みです。
二俣付近が冬の大規模雪崩で大きく雪が残っていますが、その他は平年並み。
とはいえ、基本的に残雪が豊富な地域ですのでそこのところ勘違いのないように。

なお、これ以上の情報提供は今後はできません。
本谷の状況はこうして実際に足を運ばなければ確認できませんし、
こうして足を運ぶ機会ももうこの夏は無いと思います。

したがって、小屋へ問い合わせの電話・掲示板への質問にもお答えはできません。
一般登山道ではない、バリエーションルートです。
あとは各自の技量と判断と責任でお出かけください。

涸沢出合い付近から残雪が出始め、二俣まで断続します。
下部は雪渓も薄く、スノーブリッジ状の箇所も多いです。
ルート取りには充分注意してください。
二俣から下流100mほどはかなりの残雪があります。
冬か春の大規模な雪崩の跡のようです。
この雪はまだかなりの期間残りそうです。
二俣から右俣の谷筋の下部を見上げる。
ほとんど残雪はありません。
涸沢への登山道の途中からの右俣全景。
下の雪の塊が二俣です、谷筋の残雪はほとんどありません。
上部のカールはまだまだ残雪たっぷりです。
横尾尾根のコルの直下まで雪がつながっています。
このあたりは例年以上に雪が多いようです。
二俣から左俣を見上げる。
二俣のすぐ上から全面雪渓ですが、下部はかなり不安定。
ルート取りには注意してください。
また例年のことながら落石が非常に多い谷筋です。
北穂池の滝付近から下を見下ろす。
今日は雨の直後ということあって、雪面はカチカチでした。
雪装備がないと通行は不能です。