9月25日(月)


天気(午前) 天気(午後) 最低気温 最高気温 風速(午前) 風速(午後) 雨量(前日18時〜当日18時)
快晴 快晴 0.9℃ 7.7℃ 東4m 東6m 0mm

第一回紅葉の現地調査へ行ってきました。

場所は「横尾尾根の頭」、標高は2720mくらいのところ。
初めにお断りしておきますが、ここへ行く登山道はありません。
不安定な岩場と藪コギの末にたどり着けるようなところです。
紅葉する「落葉広葉樹」の生育する最上部ということで、
ようやく本格的に色づき始めた紅葉の様子を取材するために行っただけです。
これぐれも「あそこへ行ってみたい!」と思わないでください。

で、上の写真のように場所によってはまあまあきれいでした。
ただ、標高がかなり高いということに加えて風雨の激しい尾根上の場所なので、
それほどきれいなわけではありません。
ダケカンバはまあまあきれいでしたが、ナナカマドは痛みが激しくほとんど写真に撮れる
ようなものではありませんでした。

北穂高小屋関係者の話ではあちらほうめんも「南稜の取り付き」あたりのダケカンバが
同じように色づいてきたと仰ってました。

ダケカンバと槍ヶ岳
まだ槍沢方面は青々としています

奥は北穂高、手前が南岳
ここには割りときれいなナナカマドを発見

こちらは俯瞰した天狗池
近くにある丘には色づきはじめたナナカマド
丘の上は雪解けが早かったせいで、紅葉もやや早い模様

横尾尾根の頭と常念岳
森林限界ギリギリの場所でハイマツが優勢な中に
点在するダケカンバやナナカマドが紅葉を始めています
 
こんな感じで槍穂高の最上段から紅葉が始まりました。
昨日の繰り返しになりますが、紅葉のラインは1週間で標高差で300mを下ります。
それに加えてその日その日の天候・気温も大きく影響してきます。

今夜は午後8時の時点で南岳小屋の気温は0.8℃とかなり冷え込んできています。
さらに明日からは太平洋岸を発達しながら北上する低気圧が大陸からの冷たい空気を巻き込んで、冷たい雨がふりそうです。
そうなると紅葉を始めた木々は一気に見頃を迎えます。

今度の週末までにどこまで紅葉が進むやら・・・?
次に晴れて、紅葉の進み具合をお伝えできるのは木曜か金曜かな。

さて、9月20日から連続6日間も続いた秋晴れウィークも中休みか!?
夕方まで穏やかだったのに、夜になってやたらと東寄りの風が激しくなってきています。

あ、もちろん今日もきれいな夕焼けでした。
でも寒すぎて外に出てる人は少なかったなあ。
せっかく夕食の時間を遅らせている意味があまりなかったみたいでちょっと残念です。