5月26日(金)


今朝起きると思っていたほど天気も悪くなかったので南岳へ雪掘りに行ってきました。
本格的に作業を開始するのは来週からの予定ですが、今のうちに入口などを掘っておけば
来週からはスムーズに作業に入れるだろうという算段です。

槍から歩いて1時間半、前回はズボズボの雪に苦しめられた道のりも
今日は程よく締まった雪でサクサク歩けました。
小屋の周りの雪も予想通りに大幅に減っていて予定していた箇所の雪掘りは
1時間ほどで終わってしまった。
鍵を開けて小屋に入ってみても雪による被害なども全くなく、
昨年増築した部分についても極めて良好な状態を保っていてくれました。

そしてこの槍〜南岳の雷鳥街道、今日は全部で10羽の雷鳥を確認しました。
特に南岳周辺では6羽(つがい2組・オスのみ2羽)もいて、
この夏もかわいい姿で我々や登山者を楽しませてくれそうです。

それと、上の写真では判別しづらいですが大キレットのA沢のコルからスキー(ボード?)
で滑る2本のシュプールもしっかり撮っておきました。
もしここをご覧の方で該当者がいらっしゃればもっとしっかり撮った画像をお送りします。
掲示板のほうへご連絡を。
 (山スキーする人は自分のシュプール見るの好きですからね、もちろん僕も含めて)

数時間の作業ののち、槍へ帰る頃になると予報通りに天気が崩れてきました。
そして降ってきたのは雪でした、これは予想外。
なにやら日曜日には寒気を伴った低気圧が通過するらしい。
また吹雪になるのかなあ。
せっかく掘った入口が再び雪で埋まることのないように祈るばかりです。
去年の二の舞いにはなりたくない!

玄関を掘る

エンジン室を掘る

南岳山頂のつがいのオス
まぶたの赤色の肉冠が繁殖期の印です。
 (カーソルを合わせると相手のメスが表示されます)

獅子鼻の雷鳥と村田君
(左の南岳山頂の雷鳥とは柄がちょっと違います
  〜こういう個体識別がいずれは貴重な資料になるはず)