松本の塗装店コートシステムヒラヤ
塗料は劣化します | 塗料劣化の段階と処置 | 工事方法の検討 | 塗料劣化の一例写真 |
塗料は劣化します
塗料は年数が経過するに従い、風雨や紫外線などの影響で防水性や美観は逐次低下します。家を長持ちさせ美しさを維持するには一定期間ごとに塗り替えが必要になります。
塗り替えの適期は塗料の種類や気象条件などで違いますが、例えばアクリルでは7年、ふっ素では20年位となります。
劣化はまず塗膜の表面から始まり、塗膜内部へそしてモルタルやALCなどの下地そのものの亀裂や剥離へと進行します。
下地に亀裂などから雨水が建物内部へ浸透し、冬の凍結融解などで拡大し建物そのものを腐食し寿命を縮めます。
塗膜劣化の一例写真
セメント系外壁
ヘヤークラック
(細いひび割れ)クラック
(ひび割れ)欠け・雨筋汚れ
屋 根
コロニアル屋根
(退色・変色)トタン屋根
(光沢低下・変色)瓦屋根
(変色・退色)
塗料劣化の兆候と処置概要
建物の材料がセメント系・金属系・窯業系などで異なりますが、1例を挙げると次のようになります。
兆 候 処理概要 ランク@(塗膜の表面から変化が始まります) @汚れが目立つ
A色につやがなくなる。
B外壁に手を触れると白い粉が付く。@バイオ洗剤を噴霧して高圧洗浄し、下塗り、中塗り、上塗りで仕上ます。
Aこの段階なら手間も経費も少なく長い目で見れば(ランニングコスト)お徳です。
ランク2 (塗膜自体が劣化してきます)
@塗膜にひび割れが入ります.
A塗膜に膨れ・剥れが見えます。
@劣化部分をブラシなどで除去後、ランク1の処置をおこないます。.
Aまだ下地は良好なので家のためにも美観からも適切です。
ランク3 (建物自体に被害が及んでいます) @外壁素地の亀裂(クラック)や欠落,割れなどがみられます。 @浮き、はがれをカッターやブラシで削除し、ひび割れはモルタルなどで補修して密着力の強い塗材(フィラ―)で処理します。
Aその後ランク1と2の処置をします。
リフォーム塗装の場合は新築の場合と異なり、一つ一つの物件ごとに下地の劣化状態や旧塗膜の種類が異なります。このため工事方法は千差万別です。
現状を正確に診断して、下地の補修要領、塗料の種類などを慎重に判断し、経済的かつ完成度の高い方法を検討します。
この判断には長年の経験と高度な技術が必要であり、仕上がり具合や工事費用・事後の耐用年数などに大きく影響します。
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順序 項 目 内 容 @ 診 断
(どこが悪いの?)・下地の劣化状態とその原因を確認します。
・旧塗料と化学反応するものがあり旧塗膜の種類や性質を慎重に確認します。A 工事の目的
(何で塗装するの?)・防水性・美観・その他塗料にどんな機能を持たせるのか目的をはっきりさせます。
・破損・劣化部分を補修して防水性を高め、建物価値を維持向上します。B 補修方法の検討
(どんな工事をするの?)
・目的に応じ安い塗料で短期で塗替えるか(イニシアルコスト),高価だが長持ちさせる(ランニングコスト)か目的に応じて検討します。
・塗装の対象が物置・倉庫なのか高級住宅なのかなど建物価値とのバランスも考えます。