月見橋の家


北側エントランス廻り

北側に交通量の多い通りがあり騒音の遮蔽として、エコキュート設備を隠すサワラ板張り塀を計画しました。
見た目にも木のやわらかな雰囲気が島立という地元の雰囲気に合っています。



 

南側ウッドデッキと芝庭

南側に出来るだけ開口をとっています。建物奥の一階引き戸は
全開放サッシを使用しています。
左右にサッシが雨戸の様に収納され、間口2.6mの大開口からデッキにつながっていきます。
また、南庭に芝を張ることで、夏の照り返しにも配慮しています。



玄関から吹き抜け階段

北側の玄関を入ると、正面に吹き抜けから降り注ぐ太陽の光を感じることができます。
廊下全体を明るくするとともに、夏の風通しにも配慮しています。




吹き抜けとアイアン階段

この建物の特徴として、北側廊下から南側に吹き抜けを通る階段を計画しているところにあります。
南に吹き抜け階段を持ってくることで、ただの吹き抜けではなく、機能を追加した空間とするとともに
日の光を充分に廊下まで取り入れることができています。




廊下からLDKと繋がる

廊下とリビング、キッチンを仕切る建具は引き込み吊戸になっていて
床板も全て一体で張り上げていますので、全ての建具を解放すると
中心の大黒柱をシンボルとする大空間に生まれ変わります。





ダイニング

床板はアメリカ産の「サザンイエローパイン」を使用しています。
パインと呼ばれる樹種の中でも比較的節がおとなしく、動きにくいため選定しました。
コストもそれほどかかりませんが、ムク材としてのメンテナンスを続けていけば
将来的にはもっと味のある空間になるでしょう。




廊下側デザイン引き込み吊戸

少しオールドなデザインで、かつ大胆に大きく仕上げている為
床材のパインに負けていません。




オリジナル洗面台+物入れ

洗面台のカウンターはサザンイエローパインを使用しています。
水ぬれの影響を防ぐため塗り足しのできる自然塗料でメンテナンスに配慮しています。
また、もっとも水かかりとなる正面と左面はコウヤマキ板を使用しています。




トイレと手洗

ここにも手洗ボウルを囲むようにしてコウヤマキ板を使用しています。
細かいところですが、手洗下の建具にもパインを使用して統一感を持たせています。



脱衣室物入れ

脱衣室の建具もパインを使用しています。
こうして見ていくと節もその建具の「色」となり
空間のアクセントとして役立ってくれています。



寝室

寝室には南面の大開口をとり、西面に低い地窓とすることで
夏は低い位置からの涼しい風を取り入れ、冬は南面の高度の低い光を
充分に取り入れるように設計しました。




2階 寝室

2階の寝室の床は杉板の30o材を使用しています。
断熱効果もあるとともに、遮音効果もあるため
2階は子供室として使用されるため消音効果を期待しています。


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