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男の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句(五月五日の端午の節句)を、初節句といってお祝いします。生まれたばかりの赤ちゃんが、じょうぶに、たくましい男性に成長するように、願いを込めてお祝いする行事で、江戸時代から続いているならわしです。

鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。身の安全を願って神社にお参りするときに、鎧や兜を奉納するしきたりに由来しています。武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物でした。 現在は鎧兜が”身体を護る”ものという意味が重視され、交通事故や病気から大切な子供を護ってくれるようにという願いも込めて飾ります。

こいのぼりは、江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。鯉は清流はもちろん、池や沼でも生息することができる、非常に生命力の強い魚です。その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという伝説にちなみ(登竜門という言葉の由来)子供がどんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。

 

 

錘馗

右手に破邪の剣、左手で八苦を抑えて、ぐっと恐ろしい表情で辺りをにらむ錘馗様。子供を守り、わがままを諭す受験の守り神として端午の節句には欠かせないお人形です。

 中国の唐の時代、青年であった錘馗は志を大にして中国の高級官吏試験の科挙に首席で合格、状元の称号を得た。錘馗を謁見した唐の玄宗皇帝は髭達磨姿の錘馗に気分が悪くなり、状元の称号を取り消してしまった。そして絶望した錘馗は自殺してしまった。その後あるとき、玄宗は高熱を出し、夢の中で多くの小鬼に取りつかれて危篤な状態になっていた。そのとき、醜怪な巨漢が現われ小鬼共を退治した。玄宗の命を救ってくれたのは錘馗と知った皇帝は錘馗を神と祀った。この故事から錘馗は疫病除けの神とされている。