職務経歴書は、履歴書の職歴欄では説明しきれない、応募者自身の仕事における経験・実績・能力等をより具体化し、自己PRの手段として大変役立ち、最近では履歴書に添えて提出することが一般的となっています。
 提出が求められていない場合でも、自身のスキルを確認するためにも作成し、ぜひ履歴書に添付し提出してみましょう。



 現在のところ職務経歴書の書式には、統一されたものはないので、記入方法は任意です。
 それだけに、解りやすく、読みやすいまとめ方の工夫が求められるものとなります。書き方によっては、あなたの有利にも、不利にもなりますので記入に際しては十分な研究が必要です。

 職務経歴書のスタイルとしては、年月順に職務内容をまとめる「編年体式」と経験職務を内容別にまとめる「キャリア式」がありますが、一般的には「編年体式」が多く用いられています。

 実際に作成する場合のポイントは、

  1. A4版の用紙1〜2枚ぐらいにまとめる。
  2. 手書きの場合は、黒か青の万年筆を使用します。ワープロやパソコンで作成しても良いでしょう。
  3. これまで経験した職務内容を分析し、専門用語を織り交ぜ、より具体的な記入を心がけます。応募する会社の職務内容と共通することを記入するのもテクニックです。
  4. 実績や携わった商品(プロジェクト)などはより具体的に記入すると好材料でしょう。
 《チェックポイント》
 どんな仕事であれ、その経験で評価がマイナスになることはないはず。だからと言って、虚偽の内容や誇大表現厳禁!! あくまでも自分のアピールなので、慎重にかつ大胆に自信を持って書きましょう。
 未経験の仕事に応募する場合に、「経験がないから職務経歴書を出しても無駄では?」と思いがちだが、未経験であるが故に今までの経験・実績が、応募先の企業が求めるニーズに合うかどうか、担当者の関心を引き出すポイントになるでしょう!!