はがきによる資料請求は、インターネットが普及する前は最もポピュラーな方法となっていました。
 現在でもメールによる資料請求より「手書き」の文章からその人の人柄や熱意を読み取る企業の人事担当者がいるようです。
 手間のかかる作業だからこそ、メールのように手軽に数多くの企業へ請求することは難しいかもしれませんが、「手から手へ渡る」暖かみのある方法かもしれません。
 はがきで資料請求する際のチェックポイントやアドバイスをご紹介します。


1. はがきを書く時に
  • 黒のボールペンか万年筆で自筆する。
  • 誤字・脱字は修正液等を使わず、書き直す。
  • 送付先の名称・住所・担当者等あて先を確認する。
  • 頭語・敬語は正しく使う。
2. 表面を書く際に
  • 請求先の企業の法人名を「(株)○○」と省略せずに「株式会社○○」と正しく書く。
    また、「株式会社」が名称の前につくのか後につくのかも必ず確認すること。
  • 担当部署あて送付の場合は、部・課名の後ろに「御中」をつけ、担当者あて送付の場合は「様」をつける。
    例:
    「総務部人事課あて送付の場合」 → 「総務部人事課 御中」
    「人事課 小林あて送付の場合」 → 「人事課 小林 様」

3. 裏面を書く際に

  • 目的をわかりやすく書く。 例:「御社 資料請求のお願い」
  • 資料請求の主旨、興味を抱いた経過など、必要としていることを分かりやすく簡潔に記入する。
  • 最後に差出日・住所(〒)・氏名・年齢・電話番号・学校名・学部・学科は必ず明記する。

 《チェックポイント&アドバイス》
○「資料請求」したから間違いなく資料が送られてくると思ったら大間違い、企業によっては、「採用計画」が決まっておらず要求に応えられないこともままあるので、その年の「採用予定」を事前に電話等によりチェックすることも必要。

○ガイドブック等に専用の「資料請求用はがき」が付いていることがあるが、必要最低限の項目しかない場合があるので「熱意」が伝わりづらい事もあるようです。
 専用はがきの内容をすべて書きこむのはもちろんですが、できる限り官製はがきを利用することをお勧めします。

○いわゆる人気企業には誰もが資料請求をします。今やメールによる資料請求も一般的になっていることから、その件数は計り知れません。そんな人事担当者の手を煩わせることのないように封書で返信用の封筒(切手を貼ったもの)を同封すれば資料の届く確立や時間も向上するかも知れません。

○「下手な鉄砲も数打ちゃ・・・」的な資料請求をすると請求に費やす時間や送られた資料の研究をする時間のロスが大きいし、自分の目的や就職活動の方向性が見えづらくなるためあまり良い手段とは言えないでしょう!!
 何百社資料請求したからと言って「就職活動」が成功するとは言えません。
 目的を持った「資料請求」を行うことがより良い効果につながるでしょう!!

○資料提供のお礼も忘れずに.....

○知名度や人気のある企業ばかり選んでも、応募者は多く内定の確立もそう高くない。景気の変動が激しい現在、有名・大手といえども安泰とは言いきれないだろう。いわゆるベンチャー企業の中にも将来性のあるところがあるはず、さまざまな方法で企業研究をし、自分の力で盛り立てる、そんな企業を探してみてはどうでしょうか?