2004年10月08日発行:Vol.59
編集:大場・宮崎
 皆さんは、毎日の生活の中で食事をし、他の人達と話をしてコミニュケーションを取る事が当たり前の事の様に感じておられるでしょうが、もしそれが上手くいかなくなる事が有るとしたらどうなるでしょうか?いつものように健康で楽しい生活が送れるでしょうか?
 最近の報告にあるように、顎に関する症状(顎の関節の痛み・お口が大きく開けれない[自分の手の指を3本縦に入れれない]・お口の開閉が上手く出来ない・食事がスムーズに出来ない・しっかりと奥歯で噛み締めれない・等)を訴える方が増えているそうですが(特に女性の方が増えているそうです)、皆さんの中にも心当たりのある方がいらっしゃいますか?
 顎の関節(耳の少し前方で手で触ってみた時に顎を動かしてみて下さい。耳に近い場所で動く所がありますね。そこの場所です。)は、体中にいろいろな多くの関節がある中で唯一、左右一対で動く特殊な関節なのです。更に身体の中でも特に力のかかる場所にしか存在しない関節円盤(顎の骨と骨の間に有る板状の繊維性軟骨)と言う物があります。その上この関節を作る上顎と下顎の骨の周りには、複雑な下顎の動きを行うためにいろいろな方向に多くの筋肉が存在していますし、大事な血管や神経も存在しています。そのために、いろいろな影響を受けやすく、又逆に全身への影響も有るのではないかと言われております。顎の関節に関わる症状は、最近は全身とも密接に、相互に関わっているという学者もいるくらいです。例えば、ある男性の方ですが、スキーで左足を骨折したためにギブスをして片足を松葉杖をつきながらの生活をしたとたんに、左上の奥歯に被せてあった銀歯が取れてきました。付けても付けてもしばらくすると取れると言う事が、骨折の足が治り松葉杖を使わなくなると、取れなくなったと言う事がありました。これは、身体の左右前後での筋肉の使われ方が著しく変化すると、背中や腰の筋肉や関節の動きが変化して顎を動かしている筋肉にも影響が出たために咬み合わせがそれまでと変わり、上下での当り方や動きが変わったためと考えられます。その時に短時間であれば影響がでない顎の関節も長期にわたり悪い習慣や影響を受け続けると症状や障害が現れてくるようです。又、長期にわたる偏頭痛の原因や耳鳴りの原因が、顎の関節やその周りの筋肉の障害であったために、咬み合わせや顎の関節を安定させるための治療を受けて治ったと言う事もあるようです。これらの事からもやはり全身の中の一部である顎の関節は重要です。・・・・(つづく)
医院長

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、美味しいものがいっぱいの素敵な季節になりましたね。さあ、みなさんも新庄選手や話題の韓国俳優達の様に素敵な笑顔でおいしいものをモリモリ食べて、ワンランク上の自分になりませんか?という事で、健康的に白く輝く歯とピンク色の歯肉になるためにまず出来る事を考えてみましょう。今回は歯並びを良くするための矯正や、より歯を白くするためのホワイトニングといったものは別にして、今現在の状態で輝く歯とピンク色の歯肉にする方法を取り上げてみます。その方法とは、やはりその人にあった正しいブラッシングということになります。ブラッシングの基本は、ブラシの毛の硬さが普通か柔らかめのもので、毛束の部分がコンパクトなものを鉛筆持ちにして、小刻みに動かします(振動磨き・こちょこちょ磨き)。そして、歯磨剤も歯周病予防のもの、フッ素配合のもの、着色やヤニをつきにくくするもの、歯の白さを保つもの等様々なものがありますから、目的にあわせてうまく使い使い分けましょう。また、ピンク色の歯肉のためには、タバコは大敵になります。そして、ブラッシングに歯肉マッサージを加えるとより効果的です。
 みなさんは歯を磨いた後、歯を舌でさわってみてツルツルした感じがありますか?もしわからない時にはぜひ一度、プロの手によるPMTC(プロが専門の機材を使用して口腔内をきれいにする事)を体験して歯のツルツル感を実感していただき、いつもツルツルした状態にしておきましょう。ツルツルした歯は自然と健康的な輝きがあるものです。ツルピカの歯とピンク色の歯肉で秋の味覚を存分に味わってみて下さい。
歯科衛生士 大場 智子





「食欲の秋」という事で・・・
秋の味覚といえば、サンマや栗・果物などなど沢山ありますが、今回は秋の味覚の1つである、きのこを使った簡単に出来るスピードレシピをご紹介します。

〈材料:4人分〉
鶏むね肉‐2枚   エリンギ・しめじ‐各1/2パック   サラダ油‐大2
大葉‐10枚   塩・こしょう‐少々  小麦粉・白ゴマ‐適宜  (A)しょうゆ・みりん‐各大2

〈作り方〉
@鶏肉は薄いそぎ切りにして、塩・こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶす。エリンギは薄切り、しめじは小房にわける。大葉は千切りにする。

Aフライパンにサラダ油を熱し、鶏肉・エリンギ・しめじを炒める。

B鶏肉に火が通ったら(A)を加え、大葉と白ゴマを入れて炒め合わせる。
担当:宮崎 香代子