2001年8月8日発行
Vol.21
編集 大場
歯科用金属について
 皆さんのお口の中に使われている「銀歯」「入れ歯のバネなどの金属部分」「セラミックの被せ物の内冠」の材料である金属は、通常【保険診療制度】で定められた物として(金12%・パラジュウム20%・銀40%以上)の銀合金、(インジュウム20%・銀70%以上)の銀合金、ニッケルクロム合金、コバルトクロム合金等と、【保険制度外《自由診療》】で使われる白金加金(プラチナゴールド合金)、金合金(17K、20K、22K)、純金(24K)、チタン合金やバイタリュウムなどの(生体親和材料)があります。
 これらのいろいろな材料の特徴として、金属における「酸化」⇒(錆びる・腐食)という問題について考えてみると、金やプラチナ、チタンは長期間安定していて変化がありません。しかし、ニッケルやコバルト等の非貴金属と、銀や銅は貴金属でも表面から酸化して変化していきます。そのため歯科用金属ではその欠点を補う目的で他の金属を混ぜて合金になっています。
 次に、強度について考えてみると、純金・純銀・純銅・純チタンなどは柔らかくて強い力の加わる所へは使えません。そのためにはやはりこの欠点を補った合金という形で使われています。
 さて、もう一つ「生体親和性」という問題に触れてみると、最近新聞や雑誌に載っている《金属アレルギー》という事にぶつかります。これは、金属の中で安定している物は別として、金属が少しづつ「イオン」という形で溶け出して(口の中へチュウインガムの銀紙やアルミ箱を入れた時に金属の味がする事があるアレです)、それが生体の中に取り込まれて蓄積していき、ある日突然生体反応を起こす事により皮膚症状として、発疹・爛れ・掻痒感(カユミ)が出たり、「歯」・「骨」ならば自己融解(溶ける)を起こすと言う事なのです。しかし、これは個人差が大きく関係するため誰でもすぐに発症する訳では有りません。アクセサリー類や時計のバンドなどで皮膚症状のすぐに出る方もいれば、そうでない方もいます。最近の新聞や雑誌の記事によると現代人はこのアレルギーが増えているそうです。
 こうして見ると、お口の中に入れる金属は出来る限り安定した金属を使いたいと私たちは考えています。
[次号へ続く]
院長



衛生士になって1年が過ぎて思う事・・・

暑い日が続いていますが、夏バテなどしていないでしょうか?夏バテしないためにも日頃から健康管理が重要になってきますが、食事をおいしく食べる事もその一つだと思います。そのためにはお口の健康管理ができていないと食べたい物も食べられません。おいしく食事をするためには、しっかりとかむ事のできる自分の歯が必要です。しかし、その歯をむし歯や歯周病によって抜かなければならなくなってしまった時、その事を告げる事は、私達にとって辛く悲しい事です。「もう少し早く来院してくれていたら」と思う時が多々あります。「歯がグラグラしてきて痛い」「歯肉が腫れて痛い」といった症状がでてからでは、手遅れの場合があります。そうならない為にも「定期検診」を半年に一回は受ける事をおすすめします。定期検診によって早期発見早期治療が可能となります。
担当:林
ゆで豚のピリ辛ソース
豚肉はビタミンB1・B2が豊富なので夏バテに効果があります。

  〔材料〕4人分
  ・豚かたまり肉・・350g  ・酒・・大2 ・ブロッコリー・・1/2株
  ・しょうが薄切り・・1片分  ・塩・・少々 ・きゅうり・・1/2本
  ・長ねぎ(青い部分)・・10p ・玉ねぎ・・1/2個
×О醤・・大2
ゆで豚のゆで汁・・大2〜3
しょうゆ・・大1
  〔作り方〕
 @豚肉・しょうが・長ねぎ・酒・塩を鍋に入れ、肉がかぶるくらいの水を入れて火にかける。
 A沸とうしたら弱火にして、竹串をさして赤い汁が出なくなるまで1時間くらいゆでる。
 B玉ねぎは薄切りにして、水にさらし、きゅうりは細いせん切りに。ブロッコリーはゆでておく。
 Cをすべてあわせ、よく混ぜておく。
 Dお皿に玉ねぎときゅうりをしき、豚肉を薄切りにして並べる。
 Eブロッコリーを飾り、をかけて出来上がり。
 ピリ辛ソースが食欲をそそりますよ。暑い夏にオススメです 担当:宮崎